斜面上部へのL型擁壁設置について

設計コンサルタントでの経験が少ないため表題の件について、ご教示いただきたく存じます。
公共土木施設の災害復旧で、直高が約6m程度の道路被災箇所(路肩崩落)を大型ブロックでの復旧で設計しましたが、発注者より上部でのL型擁壁検討を打診されました。
宅地防災マニュアルなどでは、「斜面上に擁壁を設置する場合、擁壁基礎前面端部より、擁壁の高さ0.4H以上かつ、1.5m以上だけ土質に応じた勾配線(軟岩θ60°)後退すること」とありますが、土木の指針等でこのような基準を見つけることができませんでした。
発注者としては、過去の災害査定では擁壁前面から50cm程度のレベルを確保したもので設計してあったそうです。
そこで、土木の指針等で斜面に擁壁を設置するための安息角(言い回しがあっているかわかりませんが)等の表記がわかるもの、もしくは擁壁前面からどの程度のレベルを確保すればよいかわかる資料等ありましたら教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

コメント

#10043

長くこの業界に身を置いてますが宅地防災マニュアルしか見たことがないですね
県単位での基準書は多々見受けられますが前記のコピ-のようです

複合擁壁も考えられるのではないでしょうか

#10046

擁壁工指針H24年度版 P.130 解図5-17のように、擁壁の底版が支持層に入り込むかたちで設計します。
あとは発注者さまの指示で円弧滑りの検討を行うこともあります。

林道の指針では水平根入れ1m以上という記述もあり、それに従うこともあります。