
コンクリートの配合について、ご教示いただきたく存じます。
昭和初期など、コンクリートの配合は容積比で1:2:4や1:3:6、1:4:8などと表記されていると思います。
その具体的な計算方法をご教示いただけますと幸いです。
密度などを現在のもので当てはめ、容積1000Lとなるように計算し、1:4:8で水セメント比50%の場合に、
セメント量が208kg/m3になってしまい、ありえないと考えております。
過去の投稿などを確認すると、容積比ではなく質量比で出されている方もおられましたが、
「S6鉄筋コンクリート標準示方書」でがセメント、細骨材及び粗骨材は容積比で表すと記載があります。
また、単位セメント量は300kg/m3以上とするとの記載もあり、容積1000Lで計算することはしないのか、
空気量4.5%の取り扱いや単位水量の容積もどのように考えるのかなど、分からないことが多く。
計算過程等を記載させていただきますので、ご意見といただけますと幸いです。
設計条件として
・W/C50%、空気量4.5%、ρc3.15g/cm3、ρs2.55g/cm3、ρg2.60g/cm3
計算過程
・容積比=1:4:8(:1.575) セメント:細骨材:粗骨材(:水)
・VC=955/14.575×1=66L
・VW=955/14.575×1.575=103L
・VS=955/14.575×4=262L
・VG=955/14.575×8=524L
計算結果
・C=208kg/m3、W=103kg/m3、S=668kg/m3、G=1362kg/m3
よろしくお願いいたします。
コメント
#10036 Re: コンクリートの容積表示の配合について
この容積というのは、かさ容積です。水は実際に練り混ぜて適当な柔らかさになるように調整していたようですし、練り上がり量もわかりませんから、現在のような配合表を作ることはできないと思います。どうしてもということであれば、バケツを用意して、これを単位として各材料を計り取り(1:2:4であれば、1杯、2杯、4杯)、練り混ぜてみるしかないと思います。もちろん、各材料の質量や練り上がり量等の計測が必要です。