コメントを追加

#10320

 #10282の方が挙げた,鋼管杭・鋼矢板技術協会:鋼矢板設計から施工まで(文献3)に就いて,以下に記します.
 p105表-3.3.2にk_H[kN/m^3]として,全国防災協会;災害復旧工事の設計要領(文献1')では福岡-宇都の式(1)を,「道示」では式(2)を用いる事が纏められています.
 港湾U形鋼矢板に拠る自立式護岸の設計ではp117に示す腐蝕代を両面考慮する必要が有ります.
 河川自立式hat形鋼矢板護岸の設計p217に於いて変位及び応力度の算定には鋼矢板腐食後の断面性能を用い,k_Hとして常時・地震時共,式(1)を用いています.
 仮設として10m≦(掘削深さ)<30mの大規模土留め設計ではk_Hとして,変位量,載荷時間,地盤に対する構造物の形状等で異なり,地盤条件,土留め構造形式,掘削規模,施工速度
等を考慮して一般的に式(2)で求めるとp329に記され,αは常時のみです.
 二重締切工として基いた国土技術研究センター編:鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル(文献4)p18に「鋼矢板重式仮締切の供用期間は長くても5年程度であるため、
中規模地震動に対する耐震設計を行うこととした」,pp.60,61に式(2)が記され地震時αは常時の2倍と記されています.「初めに」の前に綴じられた施工事例の写真に拠り,赤錆が
生じている為,p107表-3.5.1に纏められた腐蝕代及び防食法に拠り,仮締切の外側,内側,中詰側の環境条件に応じた腐蝕速度を適用し,鋼矢板両面に構造部材と別に腐蝕代を加え
る又は防食層を施す事をmanualに記すべきと私は国土技術研究センターに送信し回答を待っています.
 U形鋼矢板壁は,圧延した継手を中央で掛け,交互に反転させる断面で,「鴻池一季:鋼矢板壁体の断面剛性に関する実験的研究(文献5)」に拠り,不完全剛結で,
壁の中立軸と鋼矢板1枚当りの中立軸とが一致せず土・水圧に因る曲げmomentを受け,継手中心線に幾らかの鉛直方向抵抗剪断力が生じると仮定し,p108に纏められた継手効
率は「災害復旧設計要領」で本体工事に適用する場合,断面係数(Z),断面2次moment(I)に就いて,共に,仮設での道路土工,「建築学会:山留設計施工指針」と比し最大級値の現況で
は,地震時のk_Hとして「災害復旧設計要領」を一貫して式(1)を適用するのが適切だと私は#10218の方と同じ判断をし,支障が無ければ防災協会が当siteに回答される様に送信
しました.(私ならば今後の為に地震時も地盤反力を確保できる硬質地盤ならば式(2)でも計算して参考にします.)
 私に拠る判断根拠に,固結siltに対しU形鋼矢板の継手が外れた現場を訪れた事が有り,鉄筋concrete壁及びSMWの鋼材はcementに拠るalkali性の腐蝕し難い環境と比し,鋼矢
板は両面が土,水又は空気に接し,供用期間が長い本設には最適でないと申さざるを得ず,設計者は地中迄継手が外れない圧入監理をし,鋼矢板頭部をconcrete又は溶接で固定す
る対処も求められると考えます.防食層を塗布しても圧入時に少し剥がれる恐れが有り,対候性鋼鈑の適用も求められると考えます.
文献
3)(一社)鋼管杭・鋼矢板技術協会:鋼矢板設計から施工まで,平成26年10月
http://www.jaspp.com/assets/img/pdf/from_design_to_construction.pdf
1')(社)全国防災協会;災害復旧工事の設計要領,2014.
4)(財)国土技術研究センター 編集:鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル,2001.5
https://www.jice.or.jp/cms/kokudo/pdf/tech/material/gouyaban.pdf
5)鴻池一季:鋼矢板壁体の断面剛性に関する実験的研究,土木学会論文集Ⅵ-5,1986.9」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1984/1986/373/1986_373_74/_ar…

匿名で投稿する場合は空欄にしてください。

Filtered HTML

  • ウェブページのアドレスとメールアドレスは自動的にリンクに変換されます。
  • 使用できるHTMLタグ: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd>
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
CAPTCHA
画像CAPTCHA
画像内に表示されている文字列を入力してください。
この質問はあなたが人間の訪問者であるかどうかをテストし、自動化されたスパム送信を防ぐためのものです。

コメントする上での重要事項

  • 内容を的確に表した表題をつけてください。
  • テーマ、論点に沿ったコメントをつけてください。
  • 投稿する前に他の人のコメントを読んで、内容の単純な重複を避けるようにしてください。
  • コメントは投稿後に修正および削除できませんので、プレビューボタンを使って間違いがないか確認してください。

ユーザ登録またはコメントの投稿に問題が発生した場合は、システム管理者へ問い合わせしてください。