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道示コンクリート橋編(文献1)5.2.8軸方向力又は曲げmomentに対する軸方向鉄筋の配置
(3)RC構造について
1)引張鉄筋比を0.005以上とする.
2)引張側の軸方向鉄筋量が釣合鋼材量以下と成る.
の原則に拠るとconcreteの圧縮強度が(2/3)σ_ckに達するより前に鉄筋の引張応力度が降伏強度に達します.
此の原則に拠らず鉄筋を配置した仕様等では,鉄筋の引張応力度が降伏強度に達するより前に,concreteの圧縮応力度が(2/3)σ_ckに達します.
即ち,此れ等の仕様は,異なります.
検討構造が,新設ならば原則に拠り鉄筋降伏先行型にできます.
既設で補強するならばconcrete圧壊型脆性破壊を防ぐ為に(2/3)σ_ckに制限し道示に拠りconcreteの圧縮応力度と歪との関係を2次曲線近似したか,鉄筋を完全弾塑性(降伏歪み以降で
は降伏強度は一定)modelとしたかを確認され,圧縮鉄筋が降伏するかで判定した限界状態式を適用(文献2)し,前記で解決しなければ,仕様を提示されれば判断できると考えます.
文献
1)(公社)日本道路協会:道路橋示方書・同解説Ⅲコンクリート橋・部材編,平成29年11月,pp.87-89,123-127
2)吉川弘道:鉄筋コンクリートの解析と設計,丸善