中越地震「調査結果と緊急提言」の公表

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先日(2004年12月10日)、土木学会・平成16年新潟県中越地震災害緊急調査団のページ平成16 年 新潟県中越地震 社会基盤システムの被害等に関する総合調査「調査結果と緊急提言」I 報告・提言編(pdf)が公表されました。

中身を読んでみると、大規模な地すべり、新幹線の営業車両の脱線、低密度・高齢化地域の被災、行政・NPOの活動など、土木構造物に関する被災報告だけではなく災害マネジメントの状況まで調査してあり、緊急報告として網羅的な報告かつ充実した報告内容になっています。

2章では何がどのように壊れたか、どのように問題が発生しているのか、などがわかりやすく書かれています。テレビ・新聞で断片的に報道されるものよりもわかりやすく、また、今後の資料ではGIS情報として情報提供されるようです。
あわせて、3章では今後の設計における安全対策についての緊急提言がまとめられています。

被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、このような緊急提言をまとめられた会員諸氏のご尽力に敬意を表します。

土木PR-DVDビデオ「土木新時代−明日の世代への贈り物−」

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 土木学会では本年11月に創立90周年を迎え、幾つかの記念事業を実施いたしました。
 その一つとして土木PR-DVDビデオ「土木新時代―明日の世代への贈り物―(本編30分)」の制作を行いました。内容は、私たちの暮らしに無くてはならない土木の仕事をわかりやすく紹介したものです。代表的な土木の仕事を取り上げるだけでなく、活躍する土木技術者による解説も含まれています。土木の仕事を教育の現場で説明するときだけでなく、進学、就職時の進路指導などにも利用できるような内容になっています。

本DVDを希望者に送料自己負担にて配布します。
 申込方法は、必要事項(件名:土木新時代希望・住所・氏名・年齢・職業・電話番号・FAX・e-mailアドレス)を明記の上、送料分切手(180円)同封の上、封書にて申し込みください。

申込先ならびに問合先:(社)土木学会 事務局企画広報室
 〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内 
  TEL 03-3355-3433 FAX 03-5379-2769 Email isi@jsce.or.jp

今夕のNHK「クローズアップ現代」放送情報

 本日、10月25日(月)の「クローズアップ現代」(NHK,東京で1チャンネル)19:30〜20:00において、平成16年新潟県中越地震(特に新幹線)のことが放送され、土木学会災害緊急調査団(小長井一男団長)の活動なども取り上げられる予定です。是非、ご覧下さい。

「平成16年新潟県中越地震」に対する第1次調査団の派遣について

 土木学会(会長 森地 茂)は、2004年10月23日夕刻に新潟県中越地方で発生した強い地震の被害に関して、(社)地盤工学会と協力して調査を行なうこととし、団長以下が現地調査を開始した。 今後はこの調査団を拡充し、土木施設等の被災状況、その原因および関連事象の調査・分析を実施して、今後の地震防災・減災と科学技術上の知見に資することとしている。
 調査速報は、ホームページおよび学会誌にて報告の予定。

1.団員構成
    (氏 名)   (所 属)         (専門分野)
団 長:小長井一男 東京大学生産技術研究所 教授   耐震構造学
副団長:大塚  悟 長岡技術科学大学 助教授     防災工学・地震工学
団 員:後藤 洋三 (独)防災科学技術研究所 
           川崎ラボラトリー所長      地震防災工学
    国生 剛治 中央大学 教授           地震地盤工学
    海野 隆哉 長岡技術科学大学 教授      防災設計工学(鉄道)
    澤田 純男 京都大学防災研究所 助教授    地震工学
    本田 利器 京都大学防災研究所 助手     地震工学
    高橋 良和 京都大学 助手          地震工学
   (団員名は、順不同。10月24日時点での構成であり順次拡充の予定)

2.取材窓口
  小長井 (大学電話) 03−5452−6142
      (携帯電話)090−1040−1271

3.速報会等
 調査速報は、順次土木学会ホームぺージ(http://www.jsce.or.jp)および学会誌に発表する予定。
 速報会の日時、二次調査団等については未定。

4.土木学会の窓口は、下記へお願いします。
   総務課長 竹田 office@jsce.or.jp
  企画広報室長補佐 石郷岡 inf@jsce.or.jp

(2004年10月24日発表)

土木学会・平成16年10月台風23号災害緊急調査団派遣について

土木学会では、このたびの台風23号による災害について、以下のとおり災害緊急調査団を派遣する運びとなりました.

1.目的
平成16年10月20日から21日未明にかけて、日本列島を縦断した大型の台風23号は、九州、中国、四国、近畿、東海地方を中心に土砂崩れや河川の氾濫などの被害をもたらした。
特に兵庫県豊岡市では市内を流れる円山川の堤防が決壊し、泥を含んだ水が大量に流れ出して1,000世帯以上が水に浸かった。また京都府舞鶴市でも国道175号線一帯が水に浸かるなど、甚大な被害を発生させた。
土木学会では、井上和也京都大学教授を団長とする、土木学会台風23号災害緊急調査団を組織して総合的な災害調査に当たる。
本調査では、今回の洪水発生のメカニズム、防災施設の状況、避難体制の実態なども踏まえ、学術的視野に立ってこれらを明らかにし、今後の防災対策等に資する事を目的とする。

2.調査地域、報告会など
 兵庫県豊岡市、京都府舞鶴市での災害を中心として調査を行う。現時点では、中間報告ならびに速報会の日時は未定。

3.調査団長等
団 長 井上和也 京都大学防災研究所教授(河川工学)
副団長 戸田圭一 京都大学防災研究所教授(都市耐水・水工設計学)
副団長 中川 一 京都大学防災研究所教授(土砂水理学)

当面、取材等は副団長の戸田教授へお願いします。
電話番号 大学:0774−38−4136
       携帯:090−7760−0526

4.土木学会の窓口は、下記へお願いします。
   総務課長 竹田 office@jsce.or.jp
   企画広報室長補佐 石郷岡 inf@jsce.or.jp

特許審査官(任期付き審査官)の採用について

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 この度特許庁より、特許審査官(任期付き審査官)の採用について、以下の連絡がありましたのでお知らせいたします。

 知的財産立国に向けた国家戦略の中核を担う特許庁では、世界最高水準の迅速・的確な特許審査の実現のため、優れた専門知識を有する方々を来年度も、任期を限って特許審査官(任期付き審査官)として採用することとなりました。

 詳細は、以下の特許庁のホームページを参照ください。
 http://www.jpo.go.jp/shoukai/saiyou/tokkyo_ninkituki.htm

技術論文などフリーでダウンロードできます。

[事務局注: 個別サイトの紹介は原則おことわりするのですが、紹介
頂いたサイトにはWebセミナーというコーナーもあり参考となると考
えます。なお、一括印刷用ダウンロードには名前、住所、電話番号、
E-Mailの入力が必要です。]

建設系のおすすめWEBセミナーを紹介します!
資料もダウンロードできるので、是非ご覧下さい!
建設技術者の方にはかなり有用かと思いますよ。

■■建築・土木のための構造最適化入門■■
http://www.civil-eye.com/report/kouza/osaki/overview.htm

■■目でみる基礎「弾塑性論」と「土木振動学」■■
http://www.civil-eye.com/report/kouza/wakai/overview.htm

■■性能照査型設計法に基づく橋梁設計の基礎知識と応用■■
http://www.civil-eye.com/report/kouza/sugiyama/overview.htm

交通基盤情報ビジネス小委員会 ウェブサイト開設

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土木学会 情報利用技術委員会 交通基盤情報ビジネス小委員会(委員長:浦野 隆)では,2004年9月1日(水)より,小委員会のウェブサイトを開設しました。

  交通基盤情報ビジネス小委員会 ウェブサイト

小委員会の研究成果や報告書,活動状況等を,タイムリーに公開していきます。また,ITS(高度道路交通システム)に関する情報の“道しるべ”として,関連ウェブサイトへのリンク等も充実させる予定です。ご愛読のほどお願い申し上げます。

なお,当ウェブサイトは新着情報のRSS(RDF Site Summary)を提供しています。JSCE.jpでユーザ設定を行えば,当ウェブサイトのRSSを読み取って,JSCE.jp のページの左右にある「スラッシュボックス」に,更新情報を表示することができます。お試しください。

新潟・福島豪雨および福井豪雨災害に関する調査団派遣

 土木学会では、平成16年7月23日に水工学委員会(http://hywr.kuciv.kyoto-u.ac.jp/jsce-suiri.html)との連携のもとに、新潟・福島豪雨および福井豪雨災害に関する調査団派遣を決定。
 調査団の詳細は、土木学会ホームページの災害速報のページ http://www.jsce.or.jp/report/ を参照下さい。
 調査速報は、学会誌および上記ホームページにて報告の予定。

映画「ほたるの星」を見て

森 靖之です。
 先日「ほたるの星」(菅原浩志監督作品)という映画を見ました。
 懐かしい木造校舎の小学校(萩の明倫小学校?)を舞台に、子供達と小澤征悦ふんする新任教師の展開する人間ドラマです。山口県内の棚田、山村あるいは柳井市などが舞台になっていて、地元では昨年上映されたのでご覧になった方もあるかもしれません。
 子供達と新任教師でほたるを飛ばそうという大プロジェクトを始めます。そこには父兄や同僚教師の反対、悪がきのいたずら、母を無くした子の献身などが情緒豊かに描かれています。
 ところが、ほたるの幼虫を放そうとする川を拡幅しコンクリートで固めるという事業が始まります。子供達の署名などで結局延期になり、翌年の梅雨時期、何千何万の蛍が舞うというところで物語は終わります。このときの河川課の対応ぶりがステレオタイプの役人として描かれているので、物語とは知りつつも笑ってしまいましたが、あとで少し深刻になりました。「もう決まったことだから反対してもだめ」といったものでした。

 物語に議論は不要かもしれませんが、現実はどうなのでしょう?河川の現場でもしそのようなことが起きたらどうするのか興味あるところでした。
 道路でも、いわゆるローカルルールの導入により現地に即した設計を行なうことが奨励されていますが、地方の自治体には伝わっていない印象を持っています。新河川法の考えは全国に伝わっているのでしょうか?

 なおこの映画は、新宿武蔵野館で7月2日まで終日、以降は朝9時のみ。また東上線板橋のワーナーマイカルシネマ板橋で7月中旬まで上映しているとのこと。