日本工学会講演会「博士後期課程終了後のキャリアパス多様化に向けた学協会の役割」

理工系大学院における博士後期課程への進学率が低下し、優秀な人材は修士課程修了後に就職する傾向が強い。この傾向に歯止めをかけるために後期課程に進学する学生へのRAなどによる経済支援を積極的に行う大学が増えているが、より大きな問題として学位取得後のキャリアパスへの不安がある。これは博士後期進学者の多くが学位取得後に大学や研究機関への就職を視野に入れているものの限られたポストしか用意されていないため熾烈な競争になること、またこれまでの大学院博士後期課程における教育が指導教員の専門分野における研究者養成一辺倒であったために、一般に修了者の視野が狭く、柔軟性に欠けることから企業が積極的に採用する状況になかったことが原因である。
本講演会はこのような状況を打破するために博士後期課程における教育、研究指導が今後どうあるべきか、そしてこのために学協会が果たすべき役割について多方面からのご意見を伺うことを目的として開催する。
日 時:平成20年4月23日(水) 13時30分-15時40分
場 所:建築会館ホール
主 催:社団法人日本工学会
協 賛(予定)::文部科学省、社団法人日本工学アカデミー、社団法人先端技術産業戦略推進機構
参加費:無料
【プログラム】および詳細は「こちら」をご覧下さい。