徳島大学教員公募(コンクリート系助教)

 この度,徳島大学工学部建設工学科では,下記の要領にて助教1名を公募することになりました.つきましては,貴機関関係者にご周知いただき,適任者をご推薦くださいますようお願い申し上げます.

                  記
○ 募集人員: 助教1名
○ 所  属: 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部エコシステムデザイン部門に所属し,大学院先端技術科学教育部建設創造システム工学コース(博士前期)及び工学部建設工学科の教育を担当
○ 教育・研究分野: コンクリート工学分野(建築系又は土木系)
○ 着任時期: 平成23年4月1日
○ 任  期: 5年(再任可)
○ 応募資格:
(1) 博士の学位(Ph.D.を含む)を有する者または学位取得見込みの者,あるいは,これに相当する実務上の優れた業績や資格を有する者
(2) 大学院及び学部の教育を担当するに相応しい能力があり,教育と研究指導に熱意がある者
(3) コンクリート工学分野に関する研究実績または実務上の実績を有し,構造物の維持管理・長寿命化に関する研究を進めることができる者
(4) 学部の建築系科目を担当できる者が望ましい
○ 応募締切: 平成22年9月16日(木)(必着)
○ 問合せ先: 建設工学科 上田 隆雄
  Tel. 088-656-2153,Fax. 088-656-7321,E-mail ueda@ce.tokushima-u.ac.jp
○ その他詳細は下記を参照
  URL http://www.ce.tokushima-u.ac.jp/recruitment-jp.html

アルカリ骨材反応による損傷を受けた橋脚の耐震補強

T型橋脚にアルカリ骨材反応による損傷(ひび割れは非常に多く 最大幅3.0mm)を受けており、その橋脚に対し補修及び耐震補強を計画しています。
耐震補強は、経済性からRC巻立てを計画しています。

コンクリート品質試験の結果は、
?塩分濃度は内部まで基準値をオーバーし、海砂が使われたものと思われる。
 しかし、塩分による鉄筋の腐食は軽微である。
?静弾性係数は著しく低い。
?膨張過程は、試験中である。竣工後40年経つため終息期と思われる。

この橋脚に対する効果的な補修方法はどのようなものがありますか?
また、RC巻立てを行う前処理として、ひび割れ補修は必要でしょうか?
巻立てを行うことで、水分の供給は無いため、これ以上の反応はほとんど無いと考えてよいでしょうか?

落橋防止構造のRC突起

耐震補強対策として落橋防止構造をRC突起を沓座に設置する計画としてます.
アンカー筋の最小径は主鉄筋扱いとしてD16以上を用いることでよいでしょうか?
橋脚耐震補強のRC巻き立て工法では,細径をもちいることは望ましくなくD22以上と謳ってあります.
沓座面での配筋作業となるため,鉄筋の径サイズは小さくする方が施工的には望ましいのですが.
なお.RC突起の配筋ピッチは,削孔影響を考慮し300mmピッチとしてます.
よろしくお願い致します.

排水性舗装の水のゆくへ

排水性舗装はそのポーラスな構造に特徴が有ります。この構造により舗装体内に水を吸収することにより、水はね、スモーキングを防ぎ、交通の安全性・走行性・快適性を高めるため、広く使用されるようになりました。しかし、広く採用されるにともなって施工後の状態の悪い道路が多くみられるようになりました。私の利用する道路では、東名高速の静岡IC付近、国道52号の静岡市内、中央道の双葉SA付近です(補修済みの箇所も大分ありますが)。
排水性舗装に降った雨は、蒸発する分を除いては、排水性舗装内を通って排水されます。路肩には所々に集水ますがあってそこから排水すうようになっていますがその排水面積は小さなものです。結局、排水性舗装内での水の滞留時間は長くなり、低いところに水が集まるようになります。このようなところにアスファルト層を貫くひびわれがあった場合、路盤・路床が支持力を失うのに十分な水が流れ込む可能性は大きいと考えられます。
また、よく見られる例ですが、側溝を設置した所の埋め戻しの締め固めが悪く、沈下やひびわれが発生することがあります。マンホールの周囲も同様です。このような箇所に排水性舗装をおこなった場合も、ひびわれ箇所に水が集まり、路盤・路床まで水が入り込みます。
2年ほど前になりますが、八戸へ行った時、東北道から八戸道にかけて横断クラックが多数発生しいて乗り心地の悪い思いをしました。補修がしてあるのですが、補修部分が沈下しひびわれが発生していました。ややわだち掘れになっていてわだち部に水が集まりひびわれから舗装内へ流れ込んでいるようでした。
長く続く坂道の山地部の道路の切盛り境によくひびわれが発生します。路肩からの排水が機能しないと長い坂の広い範囲の水がひびわれに集まります。ひびわれから入った水は切盛り境の沈下面に滞水し、崩壊の原因になりかねません。
排水性舗装が本格的に使用されるようになってから約十年、以上述べたように基層以下のアスファルト層の不完全な箇所では、再生に大きな負担の掛かる路盤・路床への水の浸入というかたちで、道路をじわじわと蝕み始めているように思います。貴重な道路資産を守るため、
1.排水性舗装の施工条件を健全な箇所に厳しく制限すること
2.排水性舗装内にできるだけ水を溜めないように、排水性舗装からの排水を図ること。
3.排水性舗装内の水が路盤・路床に入るのを防ぐため、排水性舗装内を染み込み基層に対してシールをおこなうシール材を開発すること。
が重要と考えます。
ご意見伺いたいと思います。

ピサの斜塔ー倒壊の危機を救った技術者・研究者の奮闘物語ー

外国人研究者講演会
ピサの斜塔 −倒壊の危機を救った技術者・研究者の奮闘物語−
Special talk on “Rescuing the Leaning Tower of Pisa - the inside story”

インペリアルカレッジ同窓会、東京大学生産技術研究所、生産技術研究奨励会
Almuni of Imperial College & Institute of Industrial Science, Univ. of Tokyo

Date: 2009. June 17(Wed.)
18:00〜19:30 Lecture (free)
19:30〜    Party  (\3000)

Venue:東京大学生産技術研究所 An棟2F コンヘ゛ンションホール
Institute of Industrial Science, Univ. of Tokyo 
An Bld. 2F Convention Hall
    http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access_e/access_e.html
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access_e/campusmap_e.html

Speaker: Prof. John Burland
(Emeritus Professor of Imperial College, London)
英国インペリアルカレッジ 名誉教授

イタリアのピサの斜塔は、12世紀の建設初期段階から傾き始めていましたが、1990年には倒壊が危惧されついに観光客に対して閉鎖される事態に至りました。講演者のBurland教授は、斜塔の安定に関して召集された国際検討委員会に委員として参加され、基礎の安定の見地から、観光客に気づかれない範囲で傾きを戻して恒久的安定を確保するという困難な課題に取り組まれました。建設当初から断続的に南側に傾き続けてきたピサの斜塔は、その800年におよぶ歴史の中でおそらく初めて北側に少し回復し、倒壊という破滅的状況を間一髪で免れました。検討委員会他多くの人々の10年に及ぶ斜塔との格闘はようやく終結した模様です。本講演では、その一連の取組について、裏話も含めてご紹介いただきます。

フ゜レハ゛ックト゛コンクリートの注入モルタルの圧縮試験における供試体の数

フ゜レハ゛ックト゛コンクリートの注入モルタルの圧縮試験における供試体の数は
3本か4本かどちらですか。

排水性舗装用のクラックシール材を教えてください。

排水性舗装の場合、舗装の下面から発生しているひびわれ(ボトムアップクラック)に対して、従来のクラックシール材では十分な下層への水の浸入防止機能が期待されません。それは、粘性が大きいためシール材が表層上部に留まり、表層内部を流れる水を止めることが出来ないからです。そこで、基層以下のひびわれまで浸透し、あるいは、基層表面を覆い、水が入らないようにするシール材はないのでしょうか。
最近、表層のひびわれやポンピングの発生状況から明らかに基層以下にひびわれ発生していると予想される場合でも補修されずに放置されている場合が多く見られます。排水性舗装では、蒸発する分を除けば大部分の水が表層内に入ります。表層内の水はタイヤの荷重により加圧されます。基層のひびわれは加圧された水の逃げ道となり、水はひびわれを通って下層に入り込みます。そのため、ひびわれを放置したのでは、結局は路盤、路床の入れ換えになりより大きな費用になります。そこで、基層損傷の兆しがみられたら直ちにシールを行うのが、最良の方法といえると思います。
もし、適当なシール材がないのでしたら、メーカーの方にぜひ、開発しいただきたいとおもいます。市場は、大きいように思います。

第8回木橋技術に関する論文・報告の募集とシンポジウムの開催

 鋼構造委員会・木橋技術に関するシンポジウム運営小委員会(委員長:佐々木貴信)では、平成21年度も第8回木橋技術に関するシンポジウムを開催を予定しています.
 それに先立ち、木橋に関わる材料、設計法、構造、耐久性、維持管理、施工計画、施工事例など多岐に渡る論文・報告を募集いたします。是非、奮ってご応募いただきますようお願い申し上げます。

●対象分野
 木橋に関する木質材料、設計法、(木橋)構造、耐久性、維持管理、施工計画、施工事例など。

●全文審査部門
 (1) ページ数:6〜12ページ
 (2) 論文投稿締切日:2009年4月27日(月)17:00
 (3) 最終原稿締切日:2009年7月21日(火)(消印有効)
●要旨審査部門
 (1) ページ数:4〜8ページ
 (2) 要旨投稿締切日:2009年4月27日(月)17:00
 (3) 最終原稿締切日:2009年7月21日(火)(消印有効)

●シンポジウムの開催
 「第8回木橋技術に関するシンポジウム」は2009年8月20日(木)、21日(金)に土木学会「土木会館」で開催の予定です。なお、採択された論文・報告は、シンポジウムにて発表いただき、討議をしていただきます。

●論文募集に関する詳細
 詳細は,以下のウェブページをご覧下さい.
 http://tbl.tec.fukuoka-u.ac.jp/jsce-mokkyo-sympo/info.html

●問合先
 群馬工業高等専門学校 環境都市工学科 三上卓
 (木橋技術に関するシンポジウム運営小委員会幹事長)
  TEL&FAX: 027-254-9189 E-mail: mikami@cvl.gunma-ct.ac.jp

表面保護工を施した後の塩化物イオン算定式について

コンクリートライブラリー119
「表面保護工設計指針(案) P.113」
式(6.1)についてご質問があります。

この式中にある
 C0:コンクリート表面における想定塩化物イオン濃度
 C(x,0):初期塩化物イオン濃度
というのは表面保護を施す前の算定式と同じ値ですか?
C(x,0)を、保護前の算定式にて求めた各深さにおけるC(x,t)とすると
浅い部分で塩化物濃度イオンが、保護前の値よりかなり大きい値となってしまします。

また経過年数tというのは、表面保護を施した後の経過年数でしょうか?

ご存じの方おりましたら
ご回答よろしくお願い致します。