右折車線長算定式における滞留長算出式について

道路構造令(注1)では、右折レーン長算出における滞留長は以下の式で算出するようになっており、少なくとも30mは確保することとなっています。

  滞留に必要な長さ=右折車線係数×平均右折台数×停止時の平均車等間隔

(注1)・『道路構造令の解説と運用』(社)日本道路協会 平成16年2月(p466〜p468)

 
すなわち、1時間当たりの右折台数をサイクル数で除した値(=平均右折台数)に、右折車線係数と平均車等間隔を乗じた値で決められるようになっています。

しかし、滞留長に係る平均右折台数は、
右折専用信号がない場合は、
・青丸表示中に交差点に滞留する右折車台数(K:2,3台/サイクル)が見込めること
・青信号で右折車が進行できる(捌ける)台数が見込めること
右折専用信号がある場合は、
・青丸表示中に交差点に滞留する右折車台数(KER:1,2台/サイクル)が見込めること
・右折の青信号で右折車が進行できる(捌ける)台数が見込めること
と考えるのが妥当ではないでしょうか?
さらに、右折車線係数を乗じていることから安全率も含まれていることを勘案すると、滞留長が極めて過大な値となってしまい、
?算出式に論理的な矛盾を内包していること
?右折信号現示時間は右折台数から合理的に決められていること(それでも捌けない場合は信号の飽和度で不可と判定される)
?右折レーン長30mが確保できない場合は開発計画が不可となる場合がある
等の理由から見直す必要があるのではないかと考えられます。
すなわち、滞留長算出における平均右折台数は、
平均右折台数=(当該進行方向の信号の赤現示における平均右折台数−青現示時における交差点滞留台数(1〜3台))
とすべきではないかと考えられます。
右折レーンの設置は極めて交差点容量の増加に寄与することは言うまでもありませんが、昨今の我が国における財政状況から、道路予算が多く見込めず、地域開発もままならない状況が生じており、“レーン長を規定する算出式に問題が有る”としたら早急に解消することが喫緊の課題と思われます。換言すると、このような算出式は“角を矯めて牛を殺す(小さいことを大事にして大きな成果を逃す)”状況も招きかねません。

以上、小生の意見(疑問点)を率直に述べさせていただきました。このような質問をお送りするのは、専門とする交通面からよりよい街づくりを切望するが故とお許し下さい。小生の考え違い等がありましたらご教授をお願いします。万々が一、私の考えが正しいようであれば道路構造令の改訂に向けた検討をお願いします。

ランプのテーパ長

ダイヤモンドICの設計を行っております。
減速車線を直接式とし流出角を1/20で設定した際、テーパ長を固定にする必要はあるのでしょうか?
色々なIC設計を参考にしましたが、減速車線のテーパ長の考え方に統一がとれてないと感じます。何となく、流出角を固定にすればテーパ長は端数がつくのが自然と思いますがいかがでしょうか?
よろしくお願いします。

シンポジウム:自転車の「走」と「駐」を考える ―これまでの10年、これからの10年

シンポジウム『自転車の「走」と「駐」を考える ―これまでの10年、これからの10年』を開催します。

■日 時 2008年11月20日(木) 10:00〜16:30

■会 場 剛堂会館ビル(明治薬科大学)会議室(東京・千代田区)

■講師陣 高田 邦道 氏/日本大学 理工学部教授
       古倉 宗治 氏/?住信基礎研究所 研究理事
       吉田 伸一 氏/(財)交通事故総合分析センター
       金   利昭 氏/茨城大学 工学部 教授
       小早川 悟 氏/日本大学 理工学部 専任講師
       原島 克典 氏/豊島区 交通安全課長(東京都)
       露木 順一 氏/開成町長(神奈川県)
       大野 練夫 氏/三郷市 収税課長(埼玉県)

■参加費 一般:8,000円  学生:4,000円
        ※1名の参加費(昼食代は含みません)

■主 催 自転車まちづくりフォーラム実行委員会
          (事務局:?地域科学研究会)

詳細は、http://www.chiikikagaku-k.co.jp/j-forum/symposium2008-11.htmlをご覧下さい。

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■お問合せ・お申込み先
 自転車まちづくりフォーラム実行委員会 事務局
 ?地域科学研究会 石田
 〒102-0082 東京都千代田区一番町6−4ライオンズ第二106
 TEL:03-3234-1231  FAX:03-3234-4993
 j-forum@chiikikagaku-k.co.jp
 http://www.chiikikagaku-k.co.jp/j-forum/symposium2008-11.html

William Young 教授(交通工学) 講演会

土木計画学研究委員会平成20年度第4回国際セミナー
William Young 教授 講演会

交通専門の研究者および教育者として世界的に有名なWilliam Young先生(Monash
University, Austrailia)を講師としてお招きし,「マイクロシミュレーションを用いて交差点の安全性を評価する手法」に関する最新の研究成果を紹介します.お誘い合わせの上,ご参加ください.

講演タイトル:
A microsimulation approach to estimate safety at intersections
マイクロシミュレーションを用いた交差点の安全性評価

日時:2008年9月16日(火曜日)10:00 - 12:00
場所:東京大学生産技術研究所(駒場IIキャンパス)
【D棟6階601号室(Dw601)】

講演内容:
本セミナーでは、マイクロシミュレータを用いて交差点の安全性を評価する手法について最新の研究成果の紹介を行う。マイクロシミュレーションは、近年盛んに実務にも活用されつつあるが、そのほとんどは渋滞対策など交通の円滑性の評価であった。本セミナーは、安全性評価という交通シミュレータの新たな活用の場を開拓するチャレンジングな内容である。

参加費:無料

問い合わせ先:
洪 性俊(東京大学生産技術研究所)
mrhong@iis.u-tokyo.ac.jp
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洪 性俊 (ホン ソンジュン)
HONG, Sungjoon

東京大学生産技術研究所第5部桑原研究室
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1
Kuwahara Lab. Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
4-6-1 Komaba, Meguro, Tokyo 153-8505 Japan

Tel: 03-5452-6098(Ext. 58171)
Fax: 03-5452-6420

道路の交通容量(同じ道路区分における車線数)

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 土木関係の試験の作問・解説付けをしているものです。以下の問題は、正なのか誤なのか教えていただけないでしょうか。文献をいろいろと調べましたが分からないものでよろしくお願いいたします。

 問題文:同じ道路の区分であれば、4車線の道路における設計基準交通量は、2車線の道路における設計基準交通量の2倍となる。 

歩車道境界ブロックの規格

歩車道境界ブロックの規格について質問させていただきます。

昔は「25?タイプ」を使用していたことが多かったそうですが
現在「20?タイプ」を使用するようになった理由とその背景を教えて下さい。

御教示を宜しくお願い致します。

【開催案内】東北EST創発セミナー

【東北EST創発セミナー】〜 環境にやさしく、地域経済・社会を支える交通とは 〜

 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、専門家による「クルマ」と「公共交通」のかしこい使い方についての講演や、八戸市、仙台市のESTに関する事例を紹介し、参加者を交えた意見交換をおこないます。

日時:平成20年11月4日(火) 13:30〜16:30
会場:仙台サンプラザ1階「パール」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、東北運輸局

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(東北運輸局交通環境部)
講演?「『クルマ』と『公共交通』のかしこい使い方(仮)」(筑波大学システム情報工学研究科教授 石田 東生)
14:45 休 憩
15:00 講演?「事例紹介:八戸市におけるESTを目指した取組み(仮)」(八戸市)
      講演?「事例紹介:仙台市におけるESTを目指した取組み(仮)」(仙台市)
15:45 意見交換「環境にやさしく、地域経済・社会を支える交通とは」
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)

【開催案内】九州EST創発セミナー

【九州EST創発セミナー】〜 地球温暖化、まちづくり、環境的に持続可能な交通 〜

 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、専門家によるESTの意義と最近の内外の取組みについての講演、熊本市交通局や北九州市における取組み状況の報告、参加者を交えた意見交換などをおこないます。

日時:平成20年9月30日(火) 13:30〜16:30
会場:北九州国際会議場2階「国際会議室」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、九州運輸局

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(九州運輸局交通環境部)
講演?「ESTの意義と最近の内外の取組み(仮)」(東洋大学国際地域学部国際地域学科教授 太田 勝敏)
14:45 休 憩
15:00 講演?「事例紹介:熊本市交通局におけるESTを目指した取組み(仮)」(熊本市交通局)
      講演?「事例紹介:北九州市におけるESTを目指した取組み(仮)」(北九州市)
15:45 意見交換「地球温暖化、まちづくり、環境的に持続可能な交通」
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)

【開催案内】沖縄EST創発セミナー

【沖縄EST創発セミナー】〜 クルマに頼り過ぎない、公共交通や自転車・徒歩などまちのどこへでも快適に移動できるまちづくりにむけて 〜

 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、2008なはモビリティウィーク&カーフリーデーと連携し、専門家などによるESTやモビリティウィーク&カーフリーデーの講演や参加者を交えた意見交換をおこないます。

日時:平成20年9月22日(月) 13:30〜16:55
会場:那覇市ぶんかテンブス館4階「テンブスホール」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、内閣府沖縄総合事務局、那覇市

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(内閣府沖縄総合事務局運輸部)
講演?「環境的に持続可能な交通(EST)とは何か?どうすれば実現できるのか?」(名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻准教授 加藤 博和)
15:10 休 憩
15:25 講演?「事例紹介:国内外のモビリティウィーク&カーフリーデーの現状について」(カーフリーデージャパン 谷田貝 哲)
      講演?「事例紹介:那覇市におけるトランジットモールの取組み(仮)」(那覇市)
16:10 意見交換「クルマに頼り過ぎない、公共交通や自転車・徒歩などで
まちのどこへでも快適に移動できるまちづくりにむけて」
16:50 閉会挨拶
16:55 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)